こんにちは。今日は前回の続きでスティーブ・ジョブズの話題です。スティーブ・ジョブズは、その独特なファッションスタイルでも知られています。彼のトレードマークとも言える服装は、以下の3つの主要な要素から成り立っています。
ジョブズのシンプルなファッションの理由
・黒のタートルネック
ジョブズは黒のタートルネックを毎日着用していました。その理由は、彼が「ユニフォーム」のアイデアに魅了されたからです。1980年代にジョブズが日本を訪れた際、ソニーの全従業員がユニフォームを着ているのを見て、そのアイデアに感銘を受けました。
彼はAppleでも同様のものを導入しようと考え、ソニーのユニフォームをデザインしたイッセイ・ミヤケにAppleのユニフォームをデザインするよう依頼しました。しかし、Appleの従業員たちはこのアイデアを受け入れず、導入は断念されたのです。
それでもジョブズは諦めきれず、自分自身のユニフォームを作ることにしました。彼はイッセイ・ミヤケに、自分専用の黒のタートルネックを大量に作ってもらい、それを毎日着ることで、自分自身の「ユニフォーム」を作り上げました。
ジョブズが愛用していたジーンズは、リーバイスの501モデルでした。このモデルはデニムの王様として知られており、ジョブズの青春時代を象徴するアイテムでもありました。
・ニューバランスのスニーカー
ジョブズが履いていた靴は、ニューバランスの992モデルでした。このモデルは多くのクリエイターに愛用されており、ジョブズの愛用によりさらに注目を集めました。
シンプルなファッションと決断疲労
彼の一貫したスタイルは「ノームコア」というファッションスタイルを世間に広めました。ノームコアとは、「ノーマル（normal＝「普通」）」と「ハードコア（hardcore＝「徹底的に核心を突き詰めた」）」を合成した造語であり、単純に訳せば「徹底的に普通な」という意味になります。
トレンドに執着せず、あえて周囲の人と同じような「極めて普通」を選ぶ、シンプルでベーシックなアイテムを使って、飾らないオシャレをするファッションです。
また、ジョブズが毎日同じ服を着ていた別の理由に、「決断疲労」を避けるという考え方があります。これは、一日に多くの決断を下すと、その後の決断の質が下がるという心理学的な現象を指します。ジョブズは毎日同じ服を着ることで、何を着るかという小さな決断を省き、より重要な決断に集中することができました。
ジョブズのファッションは、シンプルでありながらも彼の個性と哲学を反映しています。彼は「何をしないかを決めるのは、何をするのかを決めるのと同じくらい大事だ」という考え方を持っており、その考え方は彼のファッションにも表れていました。
最後に
シンプルでベーシックなアイテムはメンズファッションで好まれる傾向があり、女性は様々な理由で、ブランド物を好む傾向があります。あなたが選ぶファッションにはどんな理由がありますか？
