こんにちは、「しろうさぎ」です。皆さんは投資を始めるタイミングについて考えたことがありますか？今回は、新NISAを早く始めることのメリットについてお話しします。
新NISAの特徴
新NISAとは、2024年から始まった投資制度で、投資による利益に対する税金が無期限に免除される制度です。ただし、投資可能な商品や運用方法には一定の制限があります。この制度を利用することで、効率的な資産形成を目指すことができます。
新NISAの主な特徴は以下の通りです。
- 非課税期間が無期限：新NISAでは、投資による利益に対する税金が無期限に免除されます。これは、制度が廃止または改正されない限り、投資利益が永続的に非課税となることを意味します。
- 口座開設期間が恒久化：新NISAでは、口座開設期間が恒久化され、いつでも新規に口座を開設することが可能です。
- 非課税上限額が増大：新NISAでは、非課税で保有できる投資額の上限が1,800万円と大幅に拡大されました。
- つみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能：新NISAでは、つみたて投資枠と成長投資枠を併用することが可能になりました。
なぜ新NISAを早く始めるほど良いのか
最初に理解しておきたいのが「複利の効果」です。これは、投資の利益が再投資されてさらに利益を生むという効果のことを指します。つまり、投資を始めるのが早いほど、その効果を最大限に活用することができます。
次に、長期投資のメリットです。投資は長期的に行うほどリターンが安定し、リスクが減少します。早くから始めることで、より長い期間、市場の上昇トレンド（価格が一定期間にわたって上昇し続ける状況）を利用することができます。
また、定期的に少額投資を行うことで、投資の習慣を身につけることができます。これは、投資の成功にとって重要な要素です。
最後に、投資を通じて資産を形成するためには、早期に始めることが重要です。特に、住宅購入資金や子どもの教育資金、老後資金など、人生の大きな出費に備えるためには、早くから資産形成を始めることが推奨されています。
新NISAの投資とリターンのシミュレーション
新NISAは、生涯投資可能額が1,800万円であり、最速で5年で使い切ることができます。年間の投資枠は、つみたて投資枠が120万円、成長投資枠が240万円です。これら2つの枠は併用できるため、年間の投資枠は360万円となります。
具体的な試算については、運用利回りによりますが、例えば年利7％で運用した場合のシミュレーション結果を以下に示します。
・ 5年後：約2,147万円
・10年後：約4,225万円
・20年後：約8,311万円
これらの数値はあくまでシミュレーションであり、実際の運用結果は市場環境や選択する金融商品によります。
イギリスには、日本のNISAに相当する制度として「ISA（Individual Savings Account）」が存在します。このISAは、投資による利益に対する税金が無期限に免除される制度で、日本のNISAのモデルともなった制度です。
ISAの導入は1999年4月6日なので、今から25年前になりますが、その頃からISAを利用していた人から、資産残高が100万ポンド（約1.6億円）を超える「ISAミリオネア」が出現しているとの報告があります。さらに、最も大きな残高を持つ口座では、1,000万ポンドを超えるケースも一定数存在する可能性が高いといわれています。
まとめ
以上の理由から、NISAは早く始めるほど有利と言えます。ただし、投資はリスクも伴いますので、自身のライフスタイルや経済状況に合った投資を行うことが重要です。また、投資に関する知識をしっかりと身につけることも大切です。
これからも一緒に投資の知識を深めていきましょう。
